ここではユーカーパックのキャンセルについて解説しています。
ユーカーパックってキャンセルできるの?
出品後のキャンセルは?
査定してもらった後でもキャンセルできる?
キャンセル料はかかるの?
他にキャンセルで注意することは?
このあたりがお知りになりたい方には参考になるはずです。
特にユーカーパックの場合には、
タイミングによってキャンセルの可否が異なるのと、
キャンセル料が発生してしまう場合と
発生しない場合とが変わってきますので、
このあたりを理解しておくことが重要です。
では早速見ていきましょう。
このページの目次
ユーカーパックで車を売る時の全体的な流れを理解しよう
ユーカーパックは売却完了までに幾つかの工程を順に進めていくことになるのですが、一定の工程まで進めてしまうとキャンセルができなくなってしまいます。
とは言え、
一定の工程まで進んだとしても、
その時にもしも皆さんが
やっぱり車を売るのをやめたい
と思った場合には、
車を売らずに済む方法もありますので、
その点についても後ほどご説明させて頂きます。
しかしながら、
このケースではキャンセルができないという場合や、キャンセル料が発生してしまうケースがあることもまた事実ですので、ユーカーパックで車を売る時の注意点についても後ほど順を追って説明させて頂きますね。
では、キャンセルができるタイミングについてですが、
まずはユーカーパックで車を売る時の全体的な流れ(工程)について理解しておく必要があります。
ユーカーパックの公式サイトから車の情報などを入力し査定申込をします。(入力は7項目、30秒。
申込後ウェブ上で概算価格を確認することができます。
ユーカーパックコールセンターから連絡がありますので、そこで査定日を相談し決定します。
自宅や駐車場まで出張査定に来てもらうか、自宅近くのユーカーパック取次店となっているガソリンスタンドまで車を持っていき査定してもらう。(ユーカーパックの査定時間は60〜90分)
売却する車はオークション形式による入札で価格が決まるため、その入札の最高額で売却ができるわけですが、
ここで決めた最低希望売却価格以上の価格で入札が入ると、その時点で成立となるため、ここは慎重に検討し本当に売ってもいいと思える金額に設定することが大切です。
最低希望売却価格以上の金額で入札が入った場合キャンセルはできなくなりますのでね。
それから、これも忘れずに覚えておいてもらいたいのですが、ここで設定する最低希望売却価格には、
車両価格の他、消費税や自動車税の未経過分相当額、リサイクル預託金、自賠責保険未経過分相当額が含まれると
利用規約の第12条に書かれていますので、その点を考慮して最低希望売却価格を決めるようにしましょう。
最低希望売却価格は車両価格の他、消費税、自動車税未経過分相当額、リサイクル預託金、自賠責保険未経過分相当額等を含む金額とします。
いまいちピンと来ない人もいるかもしれませんが、
通常自動車税の未経過分や自賠責保険未経過分は還付の対象となりますので、買取業者へ名義変更がされた後に未経過分の還付を受けることができるわけですが、
ユーカーパックの場合には、それらも含めた金額で入札されるという意味になりますので、還付がされることはありません。
以上の点を踏まえて最低希望売却価格を決定しましょう。
車売却時の還付制度については車を売る時にかかる経費は何がある?税金はどうなるの?で解説していますので参考になさってみてください。
最低希望売却価格が決まったらいよいよ出品です。入札が始まるとマイページから入札状況を確認することができます。
入札が完了したら入札された金額で売却するかしないかを決めます。
以上がユーカーパックの全体的な流れになります。
ユーカーパックのタイミング別キャンセルの可否
では次に、キャンセルができるのはどのタイミングなのか見ていきましょう。
キャンセルOK
1.申込
2.概算価格を確認
公式サイトから申込をしただけであれば、まだキャンセルは可能です。ユーカーパックから連絡が来たらキャンセルしたい旨を伝えましょう。
キャンセルできるか微妙
3.査定日を決める
ユーカーパックのよくある質問にもありますが、査定日確定後のキャンセルは原則ご遠慮頂いているようです。ただ、査定してもらったからといって必ず車を売らないといけないわけじゃありませんので、心配しなくて大丈夫!ただ、どうしても査定そのものをキャンセルしたい場合は一度ユーカーパックに問い合わせてみましょう。
査定をキャンセルすることができますか?
日程確定後の査定のキャンセルは、原則ご遠慮いただいております。
キャンセルの可否は要問合せ
4.車査定
5.最低希望売却価格を決める
こちらもよくある質問に書いてあることですが、車査定を受けたら原則オークションへの出品が必要になります。
ただ、利用規約第10条には出品を取り下げる旨の所定の手続きを行えば、ユーカーパック以外で車を売ることができるとも書いてありますので、所定の手続きについてユーカーパックに問い合わせてみましょう。
会員は、本規約に基づき査定を受けた自動車については、当社に対し出品を取り下げる旨の所定の通知申請手続を行うことで、本サービス以外で売却することができるものとします。
基本的にキャンセルは難しい
6.出品、入札スタート(出品期間は出品日を含め2日間)
利用規約第16条には、所定の手続きにより出品の取り消しができると書かれています。しかしながらユーカーパックの判断により再出品となることがあるとも記載されています。
第16条(出品の取消し等)
1.当社は、出品者、出品自動車その他出品に関し本規約の違反があった場合、当該出品を取り消すこと
ができるものとします。
2.出品者は、本取引が成立するまで、当社所定の方法により、出品の取り消し、一時的な出品停止また
は出品情報の変更をすることができます。
3.出品者は当社の判断により、出品の取り消し、出品情報の変更があった場合、再出品となる場合があ
ることを予め了承するものとする。
つまり、出品の取り消し理由があまりにも身勝手なものであった場合には、ユーカーパックの判断で再出品となる可能性があるということなので、基本的にはキャンセルは難しいと思ったほうがよさそうです。
とは言え、この時点でも必ず車を売らないといけないわけではありません。
次でご説明しますが、自分で設定した最低売却価格を超える入札が入らなければ、車を売らなくても大丈夫なのです。
入札価格によってキャンセルの可否が異なる
7.入札終了
入札終了後においてのキャンセルは、ご自身で決めた最低希望売却価格を入札された金額が上まわったのか、それとも下まわったのか、これによりキャンセルの可否が変わってきます。
入札された金額が最低希望売却価格より低かった場合には、出品者(あなた)が売却を希望しない限り、売買は成立しないとなっています。
2.最高入札額が最低希望売却価格を上回らなかった場合、出品者が売却を希望しない限り売却は成立しないものとします。
つまり、その最高額の入札を承認しなければ売買は不成立になりますので、そのまま放置しておけばキャンセル扱いとなるわけです。
ただ、一度承認をしまうと売買成立となってしまいキャンセルはできない、もしくはキャンセル料が発生してしまいますのでお間違いのないように。
先程も少し言いましたが、ご自身で決めた最低希望売却価格を上まわった金額で入札が入ると、その時点で売買は成立となり、キャンセルができなくなってしまいます。
第17条(本取引の成立)
1.本取引は、最高入札価格が出品時に設定した最低希望売却価格を上回り入札期間が終了がした場合は入札終了した時、または出品者が当社に対して売却意思の通知を発信し、当該通知が当社に到達した時に成立するものとします。当社は本取引成立後速やかに出品者に対し、本取引が成立した旨を通知するものとします。本取引の成立後は、当社規定による場合を除き販売者および購入者が一方的に本取引をキャンセルすることはできず、また、本取引を合意解除することはできないものとします。
このとおり、
最低希望売却価格を上まわって入札された場合には、
出品者がキャンセルできなくなるのはもちろんのこと、
入札をしたその入札者もキャンセルができなくなるほど厳しくなっています。
この点は視点を変えてみれば、
入札者が高く入札したけど
「やっぱりその入札を取り下げます」
ということもできなくなるわけなので、
売る側としては有り難い一面もあるわけです。
とは言え、
売る側もキャンセルができないわけですから、
最低希望売却価格を決めるときは、
本当に売ってもいいと思える金額に設定することが大切です。
ただ、相場よりもかけ離れて高く設定してしまっては、
売る気がないんだと思われ、
逆に入札が入らなくなってしまいますので、
適度な金額に設定するよう心がけたほうがいいですね。
ちなみに最低希望売却価格を決める時は
ユーカーパックが相談にのってくれますので、
参考にしてみるといいでしょう。
ユーカーパックでキャンセル料が発生してまうケース
さて、ここまででキャンセルができるタイミングとキャンセルができないタイミングについてご説明してきましたが、
次にキャンセル料が発生してしまうケースについてご説明しておきたいと思います。
具体的にどんな時にキャンセル料が発生してしまうかというと、
売買が成立したあとのキャンセルの場合です。
ここで少しおさらいですが、ユーカーパックで売買が成立する条件というのが、
・最低希望売却価格を上まわって入札された時
・最低希望売却価格を下まわった入札に対して売却承認をした時
この2つだったのを覚えてますでしょうか?
つまり、このどちらかで売買が成立したにもかかわらず
キャンセルをしてしまうと違約金としてキャンセル料が発生してしまうのです。
第31条(違約金)
1.以下の各号のいずれかに掲げる場合、出品者(販売者)は、当社に対し、違約金として当該各号に掲げる金額を支払うものとします。
(1)本取引成立後の販売者の責による本取引の中止:10万円
(2)第21条第1項に基づき販売者契約が解除となった場合:10万円
(3)第19条第1項で定める所定の期限までに、当社に当社所定の必要書類を引き渡さなかった場合:5万円、以降7日ごとに1万円
(4)第19条第1項で定める所定の期限までに、当社および購入者または購入者が指定する陸送会社に対象車両を引き渡さなかった場合:5万円、以降7日ごとに1万円
(5)UcarPAC利用規約の違反の程度が著しいと認める場合(車両を落札したユーザー出品車両落札事業者への直接的な連絡した場合を含む。):5万円
(6)24条に定める自動車税・軽自動車税の納付書を当社が指定する期日までに送付しなかった場合:5万円
2.前各項に定める違約金の支払義務は、本取引の売買契約の不成立または解除の場合においても消滅しないものとします。
この利用規約にも書かれているとおり、
売買成立後に販売者の希望によりキャンセルする場合には10万円のキャンセル料が発生してしまいます。
また、違約金としてキャンセル料以外にも、
・必要書類を引き渡さなかった場合
5万円(以降7日毎に1万円)
・購入者が指定した陸送会社に対象車両を引き渡さなかった場合
5万円(以降7日毎に1万円)
・落札者に直接連絡をすることを含め、UcarPAC利用規約の違反が著しいと認められる場合
5万円
・自動車税または軽自動車税の納付書を指定の期日までに送付しなかった場合
5万円
こういった違約金が定められていますので、
キャンセル料が発生してしまうケースと一緒に覚えておくといいはずです。
まぁ、普通にユーカーパックのサービスを利用するぶんには
特に心配する内容でもないんですが、
せっかくなので覚えておきましょう。
ユーカーパックのキャンセル|まとめ
最後にまとめますね。
キャンセルOKのタイミング
インターネットで申込をしウェブ上で概算価格の確認をした段階であれば問題なくキャンセル可能です。電話かメールでユーカーパックにキャンセルしたい旨を伝えましょう。
キャンセルできるか微妙
車の査定日が決定したあとは原則としてキャンセルは難しい。
キャンセルの可否は要問合せ
車査定を受けたら原則オークションへの出品が必要です。ただユーカーパックの所定の手続きを行うことで出品を取り下げることができると利用規約に書かれてますので、一度ユーカーパックに問い合わせてみましょう。
基本的にキャンセルは難しい
出品しオークションが始まったらキャンセルは難しいと思ったほうがいいでしょう。
入札価格が最低希望売却価格を下まわった場合はキャンセルOK
入札価格が自分で決めた最低希望売却価格を下まわった場合には、承認さえしなければ売買は不成立となりますので、車を売る必要はありません。キャンセルしたい場合には承認をしなければいいのです。
入札価格が最低希望売却価格を上まわった場合はキャンセル不可
自分で決めた最低希望売却価格を上まわった金額で入札が入ると、その時点で自動的に売買成立となり、キャンセルはできなくなります。
キャンセル料が発生してしまうケースには注意しよう
売買成立後のキャンセルは10万円という高額のキャンセル料が発生してしまいますので、注意が必要です。キャンセル料以外にも利用規約に違反した場合に違約金が発生してしまうケースもありますので覚えておきましょう。
ってことでしたよね?
ユーカーパックのキャンセルの可否って、
少し複雑というか、
なんでこのタイミングではキャンセルができないのに、
その後ではできるの?って感じで
分かりづらい部分がとても多いんですが、
実はシンプルに考えてみるととても簡単で、
それは、自分で決める最低希望売却価格を
・上まわった金額で入札が入るとキャンセルは不可
・下まわった金額でしか入札が入らなければキャンセルができる
こうゆうふうに理解してもらうと
いいんじゃないかと思います。
つまり、本当に売ってもいいと思える金額で
最低希望売却価格を設定することが
とっても重要になってくるわけで、
ここさえおさえておけば、
安い金額で売ってしまって後悔。
なんてことがなくなるというわけですね。
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