ここでは、車査定を受ける際の車体の傷やヘコミ、そして事故歴について記しています。
車に傷やヘコミがあるんだけど査定前に直したほうがいいの?
事故歴があるんだけど、ちゃんと話さなくちゃダメ?
なんて気になってる方は是非参考になさってみてください。
ここをちゃんと理解しておかないと、思わぬ損をしてしまいますので、そうならないためにもしっかり読み進めてみてください。
大きめ事故を起こしてしまった!
という方や、
走行距離が多すぎてそもそも買取なんて無理じゃない?
なんて方はこちらの事故車や故障車など廃車買取OKのおすすめ買取業者は?注意点は?を参考にしてみてください。
このページの目次
車の傷やヘコミは査定前に直したほうがいい?
車の傷やヘコミは、
ある車よりは無い車、
故障している車よりはしてない車、
こういった車のほうが当然買取業者も高く買取してくれます。
え、じゃあ
傷とかヘコミがあったら直してから売ったほうがいいんじゃないの?
ってなるかもしれませんが、
そうではありません。
車の傷やヘコミなんかを直すには、板金屋さんなどの修理業者にお願いすることになるかと思いますが、当然これにはお金がかかります。
そして実は、
この時にかかる修理費用というやつが厄介で、
仮に車を直してから買取してもらったとしても、
この時にかかった修理費用分ほど買取価格は高くならないことがほとんどなのです。
つまり、直してから売ったら、
得するどころか損してしまう可能性が高い!
ということなのです。
買取業者は車を修理するノウハウが豊富。
買取業者というのは
毎日のように中古車を買取しては販売しています。
だから中古車を修理するためのノウハウも豊富で、
自社で保有している在庫のパーツなんかと交換してしまえば、
ほとんど費用をかけずに直してしまうことだってできるのです。
自社で整備工場を持っている買取業者なら、
部品代などの原価だけでいいわけですし、
仮に修理業者に車を持ち込んで直してもらったとしても、
修理業者は一般の個人客と買取業者とでは、
別の料金プランを用意していたりしますので、
皆さんが直してもらうよりも安く直してもらうことができるのです。
つまり、
自分で傷やヘコミを修理業者に直してもらった時の費用より、
傷やヘコミがあることで減額される買取価格のほうが小さい。
ということなので、
傷やヘコミは直さずに売ったほうがいい!ということですね。
そもそも傷やヘコミのある車ってどれくらい減額されるの?
ところで、
傷やヘコミがあると、
どれくらい買取価格は下がってしまうんだろうか?
どんなに大切に乗っていても、
小さい傷やヘコミがいつのまにかできてしまってた!
なんてことはよくあることで、それは例外なく僕も同じです。
実はこの査定の基準は細かく決められており、
各買取業者はその基準に基づいて査定しているわけですが、
有名どころでは、
一般社団法人 日本自動車査定協会という団体が査定基準を作成し、
ホームページ上で公開しています。
詳しくは、この中古自動車査定基準及び細則に記載されていますので、興味があれば確認なさってみてください。
ちなみに僕の経験上では、
1cm前後の小さい傷やヘコミであれば買取価格には影響しない!
と言えます!
注意しなくちゃいけないのが、
そういった傷やヘコミでもドンドン指摘して査定額を安くしようとしてくる買取業者なんですが、
小さな傷やヘコミであれば気にすることなく堂々としていれば問題ありません。
それでも小さい傷やヘコミを理由に減額しようとしてくる業者がいればスルーして断ってしまえばいいのです。
参考までに、例えば4ドアタイプの乗用車で、
ドアに傷もしくはヘコミがあった場合の減点ですが、
先程の一般社団法人 日本自動車査定協会の査定基準を見てみると、
傷の大きさが、
(大)A4サイズ以上・・・30点
の減点となっていますので、
1点が1000円という基準だから、20,000〜30,000円が減額されるということになります。
この減額の幅は、傷やヘコミの大きさによるものなんですが、
中古自動車査定基準及び細則の30ページのところに記載されていますので、
皆さんのお車の状態に応じて参考になさってみてください。
小さな傷はコンパウンドで消しておこう!
1cm程度の傷やヘコミなら買取価格に影響しないから気にするな!
と言っといてなんなんですが、
僕がいつもやっている対策として、
小さな傷をコンパウンドで消しておく!というのがあります。
こうすることで、
車の印象がよくなり、
買取業者にも大切に乗ってきたんだなぁと思ってもらえるので、
多少なりとも査定額に影響してるのでは?
と思っていつもやっています。
まぁ、そんなことせずに小さい傷ならそのまま査定してもらってもいいんですが、
コンパウンドならカー用品店とかで
質の良いものでも2,000円以下で買えるので、
やっといたほうがいいんじゃない?とも思います。
深い傷は消すことができませんが、
爪が引っかからない程度の浅い傷なら
コンパウンドで消すことができますんで、
よかったら皆さんもやってみてください。
できれば話したくない車の事故歴。隠してもバレる?
事故歴のある車は、
当然それが理由となって査定額が安くなってしまいます。
だからこそ、
できれば事故歴は話したくない!
という方もいるかと思いますが、
過去にその車で大きめの事故を起こしてしまい修復歴がある場合、
それは正直に伝えておいたほうがいいでしょう。
査定時に隠しておいて、
仮にその場では気づかれなかったとしても、
後々バレてしまうと思わぬトラブルになってしまうので話しといたほうが無難です。
しかしながら、
多少の修復歴であれば、あえてこちらから言う必要はありません。
例えばトランク、バンパー、フェンダー、ボンネットといった部分をぶつけてしまい、
交換したというくらいであれば話さなくてもいいです。
問題なのは車の骨格であるフレームに修復歴がある場合で、
これがある場合には正直に伝えたほうがいいでしょう。
プロの査定士が事故歴を見落とす確率は数パーセント
毎日何台もの車を査定している査定士は、
皆さんの車を隈なくチェックします。
車を修理する際に使われる工具の使用痕や、
ボンネット内部のエンジンルーム、
トランクルーム内のスペアタイヤについても
工具の使用痕がないかを確認し、
さらには、
フレームの歪みがあった場合に使われる工具についても
その使用痕がないかどうかチェックされています。
このことからも分かると思いますが、
査定士は徹底的に査定する車をチェックしていきますんで、
事故による修復歴があるにもかかわらず
それを隠そうとしたとこで、
結局はバレてしまう可能性が高いのです。
プロの査定士が事故による修復歴を見逃す可能性はわずか数パーセント。
事故歴を隠して後々トラブルになるよりは、
査定士さんとの信頼関係のためにも、
最初から正直に話しといたほうがいいのでは?ってことですね。
車査定の前に傷やヘコミは直すべき?|まとめ
ここでまとめましょう。
車の傷やヘコミは査定前に直したほうがいい?
直してから売ると損する可能性大。そのままで査定してもらいましょう。
そもそも傷やヘコミのある車ってどれくらい減額されるの?
1cm程度の傷やヘコミなら気にする必要はない。細かい査定基準は一般社団法人 日本自動車査定協会がホームページ上で公開している。
小さな傷はコンパウンドで消しておこう!
爪が引っかからない程度の浅い傷であればコンパウンドで消せるのでやってみては?
できれば話したくない車の事故歴。隠してもバレる?
車のフレームに修復歴があれば正直に話す。プロの査定士が修復歴を見落とす確率は数パーセント。のちのちのトラブル回避や信頼関係の上でも話しといたほうがいいのでは?
ってことでしたよね?
特に車に傷やヘコミ、故障などがあっても直さずに売るというのは、損しないためにも重要になってきますんで覚えておくといいでしょう。
以上のことを踏まえて車査定に臨んでみてもらえたらと思います。
ここでは車査定で損しないための大切な話を書きましたが、
兎にも角にも、車を高く売りたいのであれば
車一括査定を使って車を売ることが欠かせません。
おすすめの車一括査定はどこ?
なんて気になっている方は、
こちらの車買取一括査定おすすめランキング!実体験で選ぶ!車売るならどこがいい?でまとめてありますんで参考になさってみてください。
皆さんの車が少しでも高く売れますように。